口は災いの元?健康の鍵?【ミニコラム】

こんにちは。

ヘルボーの今泉です。
今日は歯周病について話をしていきたいと思います。

歴史の教科書に載っているかも?

歯周病は新しい現象ではありません。実は、数千年前のミイラからも歯周病の証拠が見つかっています。つまり、ピラミッドを建てていた古代エジプト人も、歯のトラブルに悩まされていたのです。彼らはどうやって歯医者に予約を入れていたのでしょうね?

当時のことを考えると今以上に口腔ケアは、技術も知識もなかったように思います。

それでも草をブラシ状に使っていたり、米糠を歯磨き粉にしていたりという歴史があります。
ということは、歯ブラシがないから何もしないではなく、昔から口腔内を清潔に保とうという意識は既に芽生えていたと言えるでしょう。

あとは食べるものの違いもあるのかもしれません。
動物性の肉を主食としていた時代から、穀物が中心の時代、種や豆や昆虫などを食べていた時代と大きな食事内容の変化と、米からパンへ、焼くから揚げるへ、などその調理方法の変化も変化しています。

今と昔はどちらの方が歯周病のリスクが高いのでしょうか。不思議ですね。

恐竜も歯周病?

今のところ、恐竜が歯医者に通っていた証拠はありませんが、化石の中には歯周病によって失われた歯の跡が見られるものも。もしかしたら、T-レックスは歯痛でうなっていたかもしれませんね。

動物の中の人間が歯周病で困るのと同じく、他の動物たちも知らずうちに歯周病に悩まされているのでしょう。

ペットとして人間に近い場所で暮らす犬や猫の歯周病は話題や注意喚起されていたりします。

確かに歯ブラシをしたり、噛む道具を使ったりといろいろな方法を利用していますね。

 

歯周病の原因生物、数百種類!

あなたの口の中には、600種類以上の細菌が共生しています。
その中の悪者たちが歯周病を引き起こすのですが、なんという多様性でしょう。
あなたの口は、まさに微生物のサファリパークです!

菌と一緒に生きているとはいえ、口の中に600種類というのは現実から目を背けたくなってきます。
それが全て悪いわけではなくて、口腔内の環境を守る作用もあります。
それらがバランスをとって口腔内の健康が守られている中で、歯垢などが貯まることにより一部の菌の増殖やバランスが崩れることにより、歯周病として口腔内環境の不具合と健康を損なう結果となるわけです。

そのようなバランスを崩す機会を、自ら除去するよう努力が必要ですね。

 

歯周病は全身に影響を及ぼす

歯周病は口内の問題に留まらず、心臓病や糖尿病、さらには出産時のリスクにも関連があると言われています。

歯周病による歯茎の腫れや歯茎の痩せ細りについては、病気と認定される状況と認定される以前の状況があります。
要するにいきなり歯周病になるのではなく、徐々に病状が進んでいくということです。

その状況にいち早く気づき、対応することが大切です。

最近歯茎が痩せてきた、歯にものが詰まりやすい、食べ物がしみるなどがありますので、早めの診察や予防を行なってください。

口の健康が、全身の健康に影響を及ぼすなんて、まさに口は災いの元、健康の鍵ですね。