ヘルボーが必要な理由【ミニコラム】

こんにちは。

ヘルボーについて今日はまとめたいと思います。

 

ヘルボーを作った理由

まずなんでヘルボーを作ったのか。
それは、規模の大小に関わらず、質の高いサービスを行っている事業所が評価されるようにしたいという強い思いからです。

私自身も訪問看護ステーション自ら独立した経営してきました。
小さくてもその分フットワーク軽く、小さいからこそ柔軟な対応ができるようにしてきたところです。ただ、お客様になる患者様は規模の大きい事業所、検索ですぐ見つかる事業所に流れてしまう状況がありました。それがとても悔しかった。

規模を大きくすること、そして知名度を上げることも大きな努力と成果が必要であると考えます。
ただ、反対に柔軟さやフットワークには小さな事業所とは違う難しさがあったりもします。
反対に大きい事務所だからこそ事業所の理念が共有されていたり、人員体制に余裕があるということもあります。
そこにはメリット・デメリットがあるのは事実です。

 

良くない事例

一番良くないのが、小さい事業所が患者様へのサービスを行いきれず、結果として患者様自身が不便をきたすということ。
大きい事業所の場合は、自らの法人で患者様を受けまわし、体制の効率化と収益の効率化ばかりはかっているところ。
そのようなそれぞれの側面があります。

そのようないろんな事業所の様子を見る中で、開業したて、小さい事業所ながら、どんなに頑張ってやっていっても、規模や知名度などにより一番良くない例に出した事業所に患者様が行ってしまう現状を目にすると大変歯がゆい思いがありました。
それらは、私自身の努力不足もあったかもしれません。
その後定期的にご依頼をいただけるようになったのは大変ありがたい結果です。
同時に、それらの状況については患者の方々からしたら目にすることのない状況です。
だからこそ余計に悔しい思いがありました。

私が関わったのは訪問看護の例ですので、歯医者とは少し異なるかもしれません。
その時の利用者様の中には、ケアマネジャーとしてかかわった法人から変更をしたいにもかかわらず、同じ法人の中で事業所を行ったり来たり、そのケアマネジャーさんの言うがままになってしまったパターンがあります。
他の医療機関についても、医師に気を使ってしまい高い自由診療を使わざるを得なかった、そしてその費用については診療所から紹介されたローン会社を使うこととなった、という事例もあります。

 

実際にある医者ガチャ

よくいう医者ガチャってやつですね。

医療の業界においては、医師の存在は大変大きいものです。
思うところがあったとしても、意見を言う、自分の治療の考え方を提案するなどはなかなかできないものです。
その結果、ちょっと違うなと思っていても、その病院を変更することができず、時間と費用を使って、治療を継続するというケースもあります。悪い例は新聞などの表現もあり、先日の報道などによりそのやり方が表ざたになることもあります。

 

業界全体が悪い訳じゃない。報道に出るのは一部の医療機関

悪い話だけではなく、良い事業所も沢山あります。
患者様の納得度を高められるように話を聞くことに重点を置いた診療所、目先の治療や選択ではなく子供の成長や身体の老化なども考慮に入れた治療計画を促しているところ、医師自身も専門的知識を研究し治療内容をアップデートしているところなどです。
それも、再三言いますが患者様にはすべて分からないところです。

人と人との関わりの中で治療は進んでいくものです。
また、その病状についても病名は同じでも人それぞれで、その困難さも人それぞれです。
だからこそ、最初に治療が常にベストかと言われると、それも少しずつ変化していきます。
また、治療技術の進歩と共に新しい治療法やトレンドなどもどんどん登場していきます。
その時に、担当医師と気兼ねなく話をすることができているか、共に話し合いながら治療の選択に至ることができているか、また違和感を感じた時はそれを伝えられるのか。
それらは、一時的ではなく継続的なかかわりを持っていくと考えるとより重要になります。

 

ヘルボーとして目指していること

ヘルボーでは、それら思いを解決すべく開発を継続しています。
情報弱者であり患者の方に適切な情報を提供する、そして地域の中で優良な医療機関を埋もれさせることなく際立ててその魅力を紹介する。
それらにより、患者は優良なクリニックを見つけることができ、優良なクリニックは規模や知名度にかかわらず選ばれることができるということです。
情報弱者の患者が救われ、頑張っている医療機関が正当に評価される、そんな業界になっていってほしいように思います。

医療や福祉の業界というのは、ほとんどの事業者が大変高い理念とプロ意識をもって治療を行ってくれます。
一部のクリニックや事業者が報道のようなことを行っているだけで、それが大部分ではないということは強く伝えたいです。
医療という身体に触れる業界だからこそ、できる限りクリーンにあってほしいですね。