こんにちは。
今日は子供の歯列矯正について。
最近、小学生でも矯正器具をはにつけている子が増えてきましたね。
私が子供の時は、クラスに一人いるかどうかだったけど、時代が変わったのかな。
「芸能人は歯が命」とか、アメリカでは、歯にお金をかけられるかがその人自身のステータスを決めるとか、いろいろありますね。
親御さん、お子様の歯並びに少しでもご不安を感じたことはありませんか?
そんな時、歯列矯正が頭をよぎることもあるでしょう。
しかし、「矯正っていつ始めたらいいの?」「費用は?」「どんな種類があるの?」と疑問は尽きませんよね。
歯列矯正の種類
まず、歯列矯正には大きく分けて「金属ブラケット」と「透明なマウスピース」があります。
金属ブラケットは、お子様の歯に小さな金属を取り付け、それをワイヤーで繋ぐクラシックな方法。
一方、マウスピース型は、透明で目立ちにくいのが特徴です。
どちらを選ぶかは、お子様の歯の状態や、親御さんの「お財布事情」と「目立っても平気か」の度合いによります。
治療期間もその種類によって様々です。
従来の金属製ブラケット、セラミック製ブラケット、リンガルブラケット(舌側矯正装置)、透明なアライナー(例:インビザライン)など、使用する矯正装置の種類によっても治療期間は変わります。
透明なアライナーは、特に軽度から中等度のケースにおいて、比較的短期間で治療を完了できることがあります。
矯正治療の成功と期間は、患者の協力に大きく依存します。
例えば、透明なアライナーを使用する場合、指示された時間(通常は1日に20〜22時間)装着することが必要です。また、定期的なフォローアップや口腔衛生の維持も治療期間に影響します。
矯正を始めるタイミング
「早ければ早いほどいい」と思われがちですが、専門家は通常、乳歯から永久歯への切り替わりが落ち着く小学校高学年からが適切と言います。ただし、個人差があるため、定期的な歯科検診で相談するのがベストです。
アメリカ矯正歯科学会(AAO)は、子供が7歳の時に矯正歯科の専門家による最初の評価を受けることを推奨しています。
この時期には、咬合の問題や将来的に起こりうる問題を早期に発見することができます。
早期に問題が特定された場合でも、すぐに治療が開始されるわけではありません。
成長と発達を考慮して、最も効果的なタイミングで治療を開始することが重要です。
一般的に、永久歯がほとんど生え揃った時期、通常は11歳から13歳の間が多くの矯正治療が開始される一般的な時期です。
小児矯正を調べていくと、6歳から12歳までに行う共生を第一期治療、永久歯の生えそろった12歳から行う矯正を第二期治療と呼ぶようです。大人の歯列矯正は永久歯の生えそろった時期だから第二期治療と呼びます。
歯列矯正は大人になって、歯の問題が多い状態から行うより、成長の段階から永久歯の生える場所を作りつつ行う方が良いと進める医療機関が多くあります。できている建物をリフォームするより、出来上がる前の設計から考えていく方が無駄が少ないということでしょうか。
費用
「金銭的な痛み」も覚悟の一つです。
矯正治療は、種類や期間、地域によって大きく変わりますが、大体30万円から100万円程度が相場です。
また、追加費用が発生することもあるため、詳細は歯科医とよく話し合いましょう。
多くの歯科医院では、初診料、装置の費用、メンテナンス費用という形で料金が分かれています。
分割払いが可能な場所もあるので、費用の支払い方についても事前にチェックが必要です。
料金形態の中には、診察と装備の費用でまとめて費用が掛かり、メンテナンスは無料というところもあれば、最初の費用は抑えられているがメンテナンスで費用がかかっていったり。未来のことは読めない分、どちらの方がお得なのかなとか考えてしまいますよね。
食事や睡眠、痛みについて
矯正治療中は、硬い食べ物や粘りのある食べ物は避けた方が無難です。
寝る時は問題ないことが多いですが、装置によっては最初のうちは違和感を感じるかもしれません。
痛みに関しては、調整時に少しありますが、これも時間が解決してくれます。
歯医者の選び方
医者選びのポイントここが一番大切かもしれません。
矯正治療は長期戦。ですから、信頼できる歯科医を見つけることが重要です。
経験豊富で、説明が丁寧な歯科医を選びましょう。
また、治療計画を詳細に説明してくれるかも大切なポイントです。
歯列矯正のメニューがあるクリニックの中には、矯正歯科医の医師とそうでない医師があります。
法律上、歯列矯正をおこなうことと、矯正歯科医であることは、歯科の指定を受けている以上問われないようです。
もし、制度の変更があったら教えてください。
そう考えると、専門医がいるクリニックといつも自分の歯を見てくれているクリニック、どちらとも決め難い気持ちになります。
終わりに
歯列矯正は未来への投資なのかもしれません。
一歩踏み出したらもう戻れない。
この先生と決めても、実際に自分自身と自分の子供がそれでよかったと思えるのか。
お金は最終的にどれくらいかかるのか。
最初にまとめてお金を払ったら、あまりメンテナンスしてくれないのかなとか、この歯医者がつぶれちゃったらどうするのかなとか。
考えることは沢山あります。
それでも歯列矯正は、見た目以上に自分自身やその子供にとっての健康に大きな影響を与えます。
納得のいくまで歯科医と話し合いながら、最後は笑顔で健康な口腔内環境を目指してください。